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「新文化運動から生まれた文学界の重鎮たち」展開催中

 

張忠志=文、浜野初衣=写真

2011年10月7日午後、北京新文化運動記念館と東京中国文化センターが共催する「新文化運動から生まれた文学界の重鎮たち」展が、東京中国文化センターで開幕した。中国駐日本国大使館の韓志強公使、劉亜明総領事、東京華僑総会の廖雅彦会長、内山書店の内山籬社長、西園寺一晃工学院大学孔子学院長及び中国大使館文化処、友好交流処、日中友好協会、日本文化交流協会、日中協会など友好団体の責任者、各界の名士50人余りが出席した。また、北京新文化運動記念館の何洪副館長一行が開幕式に参加した。

東京中国文化センターの石軍主任がまずあいさつに立ち、今回の展覧会が400以上の貴重な歴史的文献と写真などを通じて、中国の新文学運動の軌跡を展示し、魯迅、郭沫若、茅盾、巴金、老舎、曹禺、徐志摩、郁達夫、朱自清、艾青ら10人の文学界の重鎮の成長過程を紹介し、彼らの不朽の名作を解説していることを高く評価した。

何洪副館長は、特に新文化運動が、民主、科学を基本的な精神とする思想啓蒙の号令を高らかに吹き鳴らした。新文化運動のリーダーたちは白話文を提唱し、旧文学に反対し、新文学の文学革命が封建伝統文化を清算するよう、新文学の文学革命を呼びかけたことを指摘した。この文学革命は新文化運動の最も堅固で力のある構成要素となり、文学の現代化を実現し、そこから現代文学の輝かしい第1ページを開き、中国文学を新しい段階に押し上げたと評価した。

西園寺一晃院長は展覧会の開催に心から祝福するとともに、次のように述べた。

「中国の革命の過程で、文化、特に文学が大きな役割を果たしました。辛亥革命から抗日戦争、解放戦争まで、軍事的戦場で、政治的戦線で、新文化運動は重要な戦場でした。今回の展覧会で展示されている文学界の重鎮たちは、祖国の解放のために、献身的な精神で革命の成功に貢献してきたのです。

私は個人的にこれらの重鎮たちに多くの思い出を持っています。特に郭沫若氏の家には何度も行ったことがあり、茅盾、巴金、老舎、艾青などの人たちとは親しく言葉を交わしたことがあります。これらの重鎮たちは中国の革命に大きな貢献をしただけでなく、いつも中日両国の友好関係の発展を気にかけていました。そして、中日両国人民の間の交流に積極的な貢献をしてきたのです。

今回の輝かしい展覧会は、私たちに中国を正しく理解させる絶好の教材であるばかりでなく、私たちにこれらの重鎮の遺志を継ぎ、中日友好に引き続き努力する決心をさせるものです」

東京中国文化センター(東京都港区虎ノ門3-5-1 37森ビル1F)で、11月10日まで開催中(休館日:土曜、日曜、祝日)。

詳しくは、東京中国文化センターホームページで(http://tokyo.cccweb.org/jp/)。

 

人民中国インターネット版 2011年10月14日

 

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