偶然にも二人とも二度目の東京訪問である。
杜家毅監督の最初の東京訪問は、プロデューサーとして、日本の映画業界人と『花の生涯~梅蘭芳』の合作について話しあうためだった。張書豪の最初のそれは、8歳の時の両親との旅行である。東京には二人とも特に同じように好感を抱いていた。そして二人は『転山』によって再びこの地を訪れることになった。