「2011日本アニメ・フェスティバルin 北京」の開幕式が23日午後、駐中国日本大使公邸で行われた。中国文化部の蔡武部長、日本の玄葉光一郎外務大臣、在中国日本大使館の丹羽宇一郎大使、中日両国のアニメ関係者ら約300人が開幕式に出席した。人民網が報じた。
あいさつに立った玄葉大臣は「アニメ・漫画だけではなく、日本には多くの優れた映画作品やドラマ作品があります。同じように、中国にも素晴らしい文化作品が数多くあります。日中両国の国民が、それぞれが誇る優秀な作品を通じ、相互理解を深めるよう願っています」と述べた。
蔡部長は「今回のイベント開催によって、中日両国の国民がさらに感情的に親しくなり、相互理解や親睦が深まるでしょう。そして、両国の互恵的戦略関係に基づく友好協力関係の健全な発展を推進する上で、より有利な条件が生み出されるに違いありません。今回のアニメ・フェスティバルが中国の人々から好評を博すと信じています。中日アニメ映画テレビウイークの今年最後のイベントとして華々しいフィナーレを飾り、中日国交正常化40周年祝賀イベントの素晴らしい幕開けとなるでしょう」とあいさつした。
日本国産アニメ声優の草分け的存在で、「鉄腕アトム」でアトムの声の吹き替えを担当した清水鞠さんも、開幕式に出席した。アニメソング歌手の山野さと子さんは、開幕式会場で、中国人にお馴染みの人気アニメ「ドラえもん」のテーマ曲を披露した。
温家宝総理が2010年5月に訪日した際、中日両国政府は、2011年に「映画テレビ・ウイーク」と「アニメ・フェスティバル」を開催することで合意した。今年6月7日、日本映画テレビ・ウィークとアニメ・フェスティバルの開幕式が北京国家博物館で開催され、温総理が出席した。その後、北京や上海で、日本映画テレビ・ウィーク関連イベントが次々と開かれた。
「人民網日本語版」 2011年11月24日
|