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中日友好教育実践報告交流会、29日開催

 

中日友好協会と日本創価学会教育本部が共同主催する中日友好教育実践報告交流会が29日、中日友好協会の平和宮で開かれた。中日友好協会の関立彤秘書長、創価学会の高梨幹哉教育本部長のほか、中日教育業界の関係者約100人が今回交流会に参加した。

関立彤秘書長はその挨拶で、「創価学会は中日友好のための重要な力となっている。池田大作名誉会長は中国の古くからの友人で、中日間の国交正常化を最初の頃から求め、その実現に大きく寄与された。中日友好とは両国国民の友好であり、青少年たちの友好はこれからの希望といえる。したがって、両国の教育者たちは歴史的に重要な任務を担っている」と語った。

交流団の団長である創価学会の高梨幹哉教育本部長は交流会で基調講演を行い、「中日友好教育実践報告交流会は、5年前の2006年にもここ中日友好協会の平和宮で開催された。中日両国の関係者たちの報告内容はとても豊かで、お互いによい影響を与えた。今回も5年前と同じく、中日両国の関係者たちはさまざまな経験と感想を交換し、これは教育の発展に対して、とてもよいチャンスだと思っている」と述べた。

その後、中日両国の先生たちは教育実践報告を行った。中でも、宮城県から来た宮元静子先生の話は多くの出席者を感動させた。

「今年の3月11日はちょうどわれわれの学校の卒業式でした。学生たちと一緒に昼食をとりながら歓談していると、これまでの人生で未体験のことが起きました。地震と津波で、学生たちの家や、自動車、船などがたくさん流されてしまいました。卒業生の中でも、14人の犠牲者が出て、あまりにも残酷なことです。4月の下旬、新学期が始まり、多くの学生は避難所や親戚の家から、何時間もかかって学校に来ました。『どうしても学校に来たい』。そんな学生たちを見て、『彼たちにとって、3月11日の前に戻れる所は学校しかない』、私は心が痛いほどこれを感じました。学校は勇気と希望を代表している所だと思っています。われわれは今後も頑張らなければなりません!」

 

「中国国際放送局 日本語部」より 2011年12月30日

 

 

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