鏡開きの後、お酒を初めて味わう新成人の代表（中）李敏寛さん（左一）、日本大使館の山田重夫公使（右一）

北京で2回目の開催となる2012年度中日成人式が1月7日、北京楽成センターで開催された。成人を迎えた北京の日本人留学生や中国の大学生ら約200人が参加した。

この成人式は、日本での成人式に参加できない日本人留学生や中国人学生を対象に、『二十歳』という人生において大切な節目を中国北京で迎えることができるように、北京日本人留学生社団（BJSAビジャッサ）が主催し、中日国交正常化40周年の記念イベントの一環として在中国日本大使館の協力を得て、開催された。式には、両国の学生が相手国の文化をよく理解し、交流を促進させていく目的もあるということである。

全民棒塁聯盟（PBSL）総顧問の李敏寛さん

成人式のサポート団体である全民棒塁聯盟（PBSL）総顧問の李敏寛は中日友好の歴史を振り返り、「中日国交正常化40周年にあたる今年の成人式に参加でき、非常に嬉しく思う。中日友好の未来を担う中日の青年たちが手を繋げれば、中日友好が必ず代々伝わるだろう」と新成人に期待を寄せた。

式では、駐中国日本大使館の山田重夫公使などの関係機関からの祝辞をはじめ、新成人代表による誓いの言葉、鏡開き、両国の学生たちによる歌、踊り、武術など多彩なパフォーマンスが披露され、参加者同士の交流を通して、相互理解を促進した。　

着物やチャイナドレス姿で参加した新成人たち

「中国国際放送局　日本語部」より　2012年1月9日