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中国無形文化遺産生産性保護成果展覧会開幕

馬島由佳子=文・写真

展覧会会場内 動物の皮を細工して影絵の人形を制作

2月5日から、北京市の全国農業展覧館で中国無形文化遺産生産性保護成果展覧会が開催されている。

この展覧会は、無形文化遺産生産性保護において、成果が顕著な中国伝統の技術、美術、医薬類など、中国全土から約180項目を展示している。そして、紡績、刺繍、茶、石彫、木彫、切り絵、影絵など、中国文化における貴重な品々が2000件近く出展されている。

紙箋工芸芸術家の劉靖氏 紙をすく。宣紙作り

各項目のブースでは、国家級無形文化遺産項目代表の伝承人や中国工芸芸術家が、工芸技術を実演し、来場者はめったに見ることができない製造工程を見学できる。

なかでも、景徳鎮の陶器の色付け、ロバ皮や牛皮に細工を施して作る影絵の人形、宣紙制作工程の紙をすく作業、紙に蝋を塗布した色とりどりの蝋箋に絵を描く紙箋加工技術の技には、外国人が足を止めて見入っていた。また、中国無形文化遺産の伝承人から、製造工程の解説を受けることもできる得がたい機会でもある。

景徳鎮の陶器に色付け作業 竹を編んでカゴを作る。山東の伝統手工芸

展覧会は15日まで開催、参観料は無料、いくつかの工芸品は実演販売も行っている。

 

人民中国インターネット版 2012年2月6日

 

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