青い空に白い雲、エメラルドグリーンの海に美しい砂浜。純白のドレスをまとい、沖縄の海辺に立ち、異国情緒あふれる結婚式を楽しむ。これは夢ではない。中国の若者が、このような暮らしを体験しているのだ。日本新華僑報網が報じた。
中国人観光客を引きつけるため、日本各地でさまざまな取り組みが行われている。日本の中国人観光客向けマルチビザ政策により、中国人は来日の際に沖縄県で最低でも1泊しなければならない。この恩恵を受けた沖縄県は中国までPR活動に行き、中国の若い夫婦に沖縄県で結婚式を挙げるよう勧めている。この旅行と結婚式を融合させた方式は、中国の若者から好評を博している。
2月13日、沖縄県が招いた9組の「新婚カップル」が、恩納村の万座ビーチホテルで結婚式を挙げた。この集団結婚式の映像等は、同活動を主催した中国メディアにより報じられる予定だ。中国国際航空の旅客機上でも、乗客向けに結婚式の映像が放送される。沖縄県はこれにより、現地での結婚ツアーをPRする狙いだ。
今回の結婚式は、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)、中国国際航空公司、沖縄ワタベウェディング株式会社が共催した。参加した9組のカップルは、ウェイボー(中国版ツイッター)を通じた募集により選ばれた。参加者たちは旅行中の活動や感想をリアルタイムでウェイボーに発表する。主催者側はまた中国の有名人を招き、沖縄を背景とするミニドラマを撮影し、ウェイボーを通じて中国のネットユーザーに公開する予定。
今回の活動に参加した孫彬さんとその新婦は、沖縄での結婚式に非常に満足しており、「沖縄の海は、私が今まで見た中で最も美しいものでした。友人にも旅行に来るようすすめます」と感想を述べた。
「人民網日本語版」2012年2月15日
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