王岐山副総理(副首相)は19日、中南海で日本の安住淳財務相と会談した。
王副総理は「今年は中日国交正常化40周年にあたる。40年来、中日関係は次第に成熟し、各分野の協力は実り豊かな成果を上げてきた。第4回中日ハイレベル経済対話が今年日本で開催される。双方がこの対話メカニズムの役割を十分に発揮し、経済、貿易、投資、金融協力をたゆまず深め、中日戦略的互恵関係のたゆまぬ前進を促すことを希望する」と述べた。
また「財政・金融協力は中日経済協力の重要分野だ。双方が意志疎通や協調を一段と強化し、両国間の財政・金融協力をたゆまず深化し、貿易・投資の自国通貨決済について前向きに検討し、両国の金融市場の健全で安定した発展を促すことを希望する」と強調した。
王副総理はさらに「現在、世界の経済は非常に複雑かつ厳しい情勢にあり、世界経済の回復を確保することが各国の主要課題となっている。中日両国は共に経済大国、G20の重要な構成国として、他の構成国と共に困難を乗り越え、G20ロスカボス・サミットの成功を確保し、国際経済・金融システムの改革を推し進め、世界経済の回復と成長を促すべきだ」と指摘した。
安住財務相は「国交正常化から40年来、両国の経済関係は日増しに緊密化しており、各分野の協力を深める時に来ている。日本は現在、デフレと財政赤字の解決に努力している。二国間、地域、世界の財政・金融問題について引き続き中国側と建設的な交流を行い、経済、貿易、金融分野で双方の協力を促し、日中戦略的互恵関係をたゆまず深化していきたい」と述べた。
両氏はこのほか、欧州経済を中心に世界の共通関心事について意見交換した。
「人民網日本語版」2012年2月20日
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