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北京と沖縄を結ぶ――琉球舞踊公演行われる

 

李京艶=文 井上俊彦=写真

中国の冊封使をもてなす宴席でもよく演じられたという舞踊「四ツ竹」

2012年2月24日夜、中日国交正常化40周年記念活動の一環として、琉球新報社が主催、中日青年交流中心、沖縄県、沖縄芸能連盟が共同主催する「北京と沖縄を結ぶ」――琉球舞踊と組踊公演が、北京21世紀飯店で行われ、中日各界の友好人士500人余りが伝統芸能を鑑賞した。

琉球舞踊と組踊は琉球王朝の首都・首里城に中国の冊封使を歓待するために上演されたもの。沖縄文化の中でも独特な琉球古典芸能は、日本の重要無形文化財であり、ユネスコの無形文化遺産にも登録されている。この芸術は日本とと中国の切っても切れない縁の証人でもあり、同時に中日両国の友好のきずなを促進する役割を担っている。現在では、琉球舞踊は世界に平和と友好の心の声を伝えている。

組踊の「二童敵討」は、父をだまし討ちにされた13歳と12歳の子が仇を討つ物語

異彩を放った今回の公演だが、特に玉城節子、谷田嘉子、金城美枝子、玉城秀子という重要無形文化財「琉球舞踊」保持者4人、また照喜名朝一、西江喜春という人間国宝の2人が舞台に立ち、琉球古典芸能の神髄を披露するという、たいへんに貴重な機会だった。

なお、今回の公演には北京市政府外事弁公室、日本駐中国大使館が協力した。

 

人民中国インターネット版 2012年2月27日

 

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