来賓と交流する房寧所長(左)。段躍中撮影
湖南出身の研究者達による記念写真。日本僑報社提供
「日本僑報」によると、2月27日午後、東京品川プリンスホテルにおいて、中国社会科学院政治学研究所房寧所長を団長とする中国社会科学院青年研究者代表団第3陣一行51名を向かえ、日本側主催者財団法人日中友好会館村上立躬理事長、来賓として外務省広報文化交流部村田直樹部長、衆議院議員近藤昭一衆議院環境委員会筆頭理事他関係者、中国側中華人民共和国駐日本国大使館文徳盛政治部参事官他関係者多数列席のもと歓迎レセプションが行われた。
村田直樹部長は、日中国交正常化40周年にあたる今年、日中の若手研究者がそれぞれ専門分野において交流することは、アジア、大洋州のみならず全世界の平和と、友好に貢献するものと考えられる。また、3月11日の東日本大震災における中国政府、中国国民の温かい支援に対し感謝するとともに、まもなく1年が経過する復興の状況もよく見てほしいと、歓迎の挨拶をした。
代表団を代表して房寧団長は、今回訪日した若者たちは、国交正常化以降に生まれた才能豊かな若者達で、滞在中に日本の若手技術者と意見をかわし、日本の技術を学び、学術以外にも日本を知ることが、将来の日中関係にとって意義深いものとなることが期待されると挨拶した。
一行は2月26日より3月3日までの7日間「環境経済」「地方自治」をテーマに2つの分団に分かれ、東京、埼玉、千葉、神奈川、京都、大阪で専門家と交流、視察を行い、我が国の政治、経済、社会、文化などについて幅広く理解を深める。
中日の次世代を担う専門家の交流が、日本と中国の学術分野における相互理解を深め、将来の両国関係にとって強固な基礎を築くものと期待される。
交流会の歓談において房団長は、4回目の来日で以前訪問した青森の十和田湖、奈良、京都の東寺や三十三間堂の思い出、富士山の7合目まで登られたことや、十和田湖畔の乙女の像が高村光太郎作と言われ、将来定年後には江戸時代の5街道のうちの東海道を歩きたいと、豊富な日本文化の知識を楽しそうに披露された。(文・岩楯嘉之NPO法人日中交流支援機構事務局長)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月28日
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