全国政協委員で中国鉄道科学研究員の李和平研究員は、11日取材で、「中国がすでに世界最速の高速鉄道制動試験機の製造に成功した」と明かした。試験時の最高時速は530キロに達したという。

李委員によれば、高速鉄道制動システムは高速鉄道で肝心となる技術である。先日、中国鉄道科学研究院の高速鉄道システム試験国家工程実験室で、世界最速の高速鉄道制動試験機のテストが行われた。最高試験時速は530キロまで達し、この試験機では１：１のスケールで高速鉄道の制動状況の動態シミュレーション、乾燥、高湿、気流、低温、降雪などの環境条件でのシミュレーションが可能だ。これは、中国の高速鉄道の制動システムの研究開発と試験技術のレベルが国際レベルに達していることを意味している。

これと同時に、中国鉄道科学研究院が開発した高速用ブレーキディスクとスイッチもこの時速530キロの試験機のテストに耐えた。

「中国網日本語版（チャイナネット）」より　2012年3月12日