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ドキュメンタリー『翻訳人生』第1部が完成

 

2012年3月23日に行われた『翻訳人生』記者会見。右から中国外文局常務副局長の郭暁勇氏、中国翻訳協会常務副秘書長、外文局国際協力部主任の姜永剛氏、査古公司責任者の顧巨凡氏

2012年3月23日、大型文化ドキュメンタリー・シリーズ『翻訳人生』の第1作が国務院新聞弁公室でプレミア上映された。このシリーズは30人の翻訳家の物語を記録するもので、翻訳家の先達たちの人生と現代中国の翻訳文化の発展にスポットを当てた初のドキュメンタリー。中国翻訳協会と北京査古文化公司が共同出品するもので、中国翻訳協会名誉会長の唐家璇氏が総顧問を担当している。

中国外文出版発行事業局の郭暁勇常務副局長は、『翻訳人生』制作の理由について次のように紹介した。まず、翻訳業務が民族復興、中外交流、社会文化進歩の促進のため大きな役割を果たしてきたことを表し、翻訳家が従事する事業、労働社会、民衆、さらに広範な人々に認めさせること。次に、翻訳界の人々がそこから学び、翻訳界全体が政治的、業務的レベルを高め、より多くの後進がこの文化を広める事業に身を投じるよう導くこと。さらに、貴重な翻訳史料を記録として残し、社会とより多くの人々にこれら文明の使者の役割と貢献を認識、記憶させること。そして、世界に向けて、悠久の歴史と広く深い学識を持つ中華文化の豊かな内容とイメージを示すことだ。

この日上映された『翻訳人生』第1部では、著名な詩人で翻訳家の屠岸氏の60余年にわたる文学翻訳の歩みを紹介している。『翻訳人生』の撮影は、2011年9月23日に正式クランクインしており、撮影のプロセスに基づいて、関連の映画、テレビ、ネットなどの公共メディアで次々と放送される予定になっている。(陳奔=文・写真)

 

人民中国インターネット版 2012年3月26日

 

 

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