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2012年博鰲フォーラム、「持続可能な発展」焦点

 

博鰲(ボアオ)アジアフォーラム2012年年次総会が4月1~3日にかけて、中国海南省博鰲で開催される。今回のテーマは「変革する世界におけるアジア 健全で持続可能な発展へ向けて」である。

昨今、世界経済の不確定要素の根源は主に債務危機、就業と成長、スタグフレーションのリスクである。アジアでは中産階級は急激に増加しており、欧米諸国を超え、世界最大の消費集団となる可能性がある。これは、アジアの輸出主導型の経済から内需型の経済へと転換するのにメリットとなり、外部環境の変動への耐久性も強化される。クラウド・コンピューティング、モバイル、ソーシャルメディアがビジネスのイノベーション力を変えるだろう。

中国、インドネシア、マレーシアなどのアジア振興経済体の債務危機への対応は適切だが、欧米市場では依然、不確定性に直面しており、アジアの振興経済体も経済構造、発展モデルの調整をしていく必要性がある。欧州債務危機が今後も悪化し、先進経済体の需要が収縮すれば、振興経済体の成長は減速する。「ソフトランディング」の実現はもはや、最も切実な目標となっている。今回の年次総会では、グリーン低炭素都市、エコ自動車、所得分配改革、高齢化対策、産業のモデルチェンジとレベルアップなど多方面からアジアの持続可能な発展について議論する。

ボアオ・アジアフォーラムは2001年に発足した非政府・非営利国際組織であり、アジア及ぶ他国の政府関係者、財界人、知識人などがアジア及び世界の重要案件について討議を行なう場である。2002年から、フォーラムは毎年定期的に中国海南省博鰲で年次総会が開催されている。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」より 2012年3月27日

 

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