文・写真=東京支局
4月10日、中日国交正常化40周年を記念する「中日国民交流友好年」中国側開幕セレモニーが東京で開催された。
蔡武・中華人民共和国文化部部長、程永華・中華人民共和国駐日本国特命全権大使、藤村修・内閣官房長官、米倉弘昌・日本経済団体連合会会長をはじめ、中日各界約2000人が出席した。
蔡部長は、「この友好年開幕式が一つの節目として、両国の交流をより広げまた深め、中日関係の健全な発展と末永い友好の実現に大きく貢献するよう心より願っています」と述べた。
藤村修・内閣官房長官は、「相互信頼が何にも増して重要であり、相互信頼を増進するために国民ひとりひとり人の交流をしていくという積み重ねが必要です」と語った。
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開幕式で挨拶する蔡武文化部長 |
開幕セレモニーでは、中国の伝統舞劇「シルクロードの花吹雪」が公演された。中国甘粛省歌舞劇院が1979年10月に創作したこの作品は三十年余り、世界数十カ国で上演された。1984年に日本で上映され、好評を博した。
「シルクロードの花吹雪」 |
中国唐代のシルクロードを背景に、敦煌石窟の壁画を素材にし、古代を再現する手法で、神筆張(シェンビージャン)と呼ばれる老いた画家と、その娘の舞姫英娘(インニャン)の姿を芸術的に描き、父と娘の悲しみと喜び、別れと再会、またペルシャの商人伊努斯(イヌス)との純粋な友情をテーマに中国唐朝の開放的政策のもと世界への門戸を開いたシルクロードの繁栄と中国と西洋の経済や文化の交流の発展を讃えている。 |
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