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欧州債務危機緩和に向け中日提携 今が好機

 

欧州債務危機の緩和において中日が共通の利益を持っている点を踏まえ、両国は幾度もIMF増資問題をめぐって話し合いを行ってきた。王岐山副総理は今年2月19日、安住財務相と会談した際に「両国は今後、国際経済金融体系の改革を推進し、世界経済の回復と成長を促進する」と明言している。

このほか、IMFと世界銀行も近頃、中国を含むBRICS諸国に対し相次いで友好的な態度を見せているが、これも適時適切だと言える。中国などIMF加盟国が同組織の拡大に向けて積極的に努力する一方で、IMFと世界銀行は中国を含むBRICSに友好の意を示している。ラガルドIMF総裁はワシントンで談話を発表し、「IMFはBRICSに借りがある」と認めた。世界銀行のゼーリック総裁もBRICSが提起した独自の開発銀行創設を支持する立場を表明している。

ここで、同業者の言葉を借りて一言。IMFと世界銀行の責任者がBRICS諸国に友好を示したことは、賢明な行動だと言える。なんといっても、欧州債務危機を解決するにはBRICS諸国の寛大な経済援助に頼る必要があるのだから。(筆者・孫永剣)

 

「人民網日本語版」より 2012年4月15日

 

 

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