中国安徽省政府の主催による同省経済貿易協力懇談会が4月16日午前、東京都内のホテルで開催された。
李斌・安徽省長、程永華・中華人民共和国駐日本国特命全権大使、海江田万里・衆議院議員、岡本巖・日中経済協会理事長をはじめ、中日各界約700人が出席した。
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あいさつをする李斌・安徽省長 |
李省長はあいさつで、「安徽省は対外開放の中で、日本を一貫して大事な戦略協力対象国と見なしています。今年は中日国交正常化40周年にあたります。今回の経済貿易協力懇談会を通じて、安徽省と日本産業界の提携をさらに進化させてほしい」と述べた。
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あいさつをする岡本巖・日中経済協会理事長 |
懇談会に出席する海江田万里・衆議院議員 |
岡本巖・日中経済協会理事長は、李省長を団長とする安徽省経済貿易代表団の一行に対し、歓迎の意を示した。
懇談会では、安徽省側は同省の投資環境、主要産業、重点プロジェクトを紹介したほか、日本の関連機関・企業と、自動車製造など9分野にわたり、総投資額が1336億ドルに達する経済貿易協力プロジェクトの調印式を実施した。
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安徽省都・合肥市の日系企業向けの投資環境を紹介する張慶軍・合肥市長 |
近年、安徽省は同省を含めた中部6省を振興させるための「中部勃興戦略」により、8年連続で二桁経済成長を遂げている同時に、日本経済界との連携も深めていく。2011年、安徽省の輸出入総額は313.4億ドルに達し、そのうち、日本との貿易額は30億ドルで、全体の1割を占めた。日本は現在、安徽省にとって国別では第2位の投資国となっている。
懇談会のほか、李省長は4月18日午後、東京で行われる中国人民対外友好協会と日本全国知事会の共催による第一回「中日省長知事フォーラム」に出席する予定。(文・写真=呉亦為)
人民中国インターネット版 2012年4月16日
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