2014年に中国山東省青島市で開催される「青島世界園芸博覧会」(以下「世園会」)に出展を計画している山口県下関市は17日、世園会への出展に関する協議に調印した。同日、調印式が青島市で開かれ、下関市の中尾友昭市長と青島市の張新起市長が出展協議に署名した。青島市の友好都市のうち、出展を確定させたのは下関市が初めて。地元紙「青島日報」が報じた。
調印式に先立ち、中尾市長率いる代表団と面会した張市長は「下関市と青島市は1979年に国際友好都市の盟約を締結。それ以降、両市は頻繁に来訪を重ね、経済貿易や文化、観光などの分野で成果に満ちた交流や提携を展開してきた。両市の友好交流は中日両国の友好交流の模範とさえ言えるだろう」と両市の密接な関係を強調。「現在、青島市は14年に開催される世園会に向け準備を進めている。数多くある青島市の友好都市の中でも、下関市は先陣を切って出展を決め、両市の友好関係がいかに深いものかを示してくれた。世園会というプラットホームを通して、下関市やほかの友好都市と新たに協力を展開できる分野を探りたい」と期待感を示した。
一方の中尾市長は、「今年はちょうど日中国交正常化40周年に当たる。また2014年は下関市と青島市が友好都市の盟約を締結して35周年となる。一連の記念活動を通して、両市の友好を一層深め、国内外に両市の友好交流の実り豊かな成果をアピールしたい」と語った。
「人民網日本語版」より 2012年4月18日
|