24日は「移動する敦煌」として知られる舞踊劇「大夢敦煌」初公演12周年記念日。「大夢敦煌」スタッフはこのほど、一衣帯水の隣国・日本での公演を8月に開催することを決めた。今回の盛大な訪日公演は、中日国交正常化40周年記念事業のひとつであり、甘粛省と秋田県、蘭州市と秋田市の友好関係樹立30周年に向けた重要記念事業となる。蘭州紙「蘭州日報」が伝えた。
敦煌は全人類の敦煌。敦煌は中国にあり、敦煌学は世界にある。敦煌蔵経洞の発見と中国敦煌学創設から100年以上がたち、敦煌を保護し、敦煌を研究すべく、全世界の学者・専門家は全力で貢献してきた。日本は敦煌学の研究の歴史は非常に長く、ほぼ中国と肩を並べる。井上靖氏の小説「敦煌」はまさに、日本人の視点から敦煌をみた傑作だった。また敦煌壁画の保護では、創価学会と中国敦煌研究院は長期にわたり成功裏に協力している。
大型舞踊劇「大夢敦煌」は12年前に中国で誕生した際、日本の友人がこの中国・敦煌をテーマにした舞踊劇を日本に紹介する計画を練った。しかし「大夢敦煌」は俳優陣が多く、演出費用が高すぎるため、多くのプロモーション会社が断念した。
秋田市は蘭州市にとって初の海外友好都市。両市は1982年8月5日、秋田市文化会館で姉妹都市関係締結式典を行った。甘粛省文学芸術界聯合会(文聯)副主席で「大夢敦煌」芸術総監督を務める蘇孝林氏は、今回の「大夢敦煌」訪日公演を非常に重視している。蘇氏は、「非常に重要な公演となります。敦煌文化のエッセンスが詰まったこの舞踊劇を秋田県・秋田市の皆様にプレゼントするのは、中日友好の使者として甘粛省・蘭州市の市民の皆様に対する思いを伝えたいからです。スタッフ全員が使命を全うし、今回の『敦煌東渡の旅』を成功させ、『大夢敦煌』という国家級大型舞踊劇を精魂込めて演じます」と語った。
「大夢敦煌」の日本での9公演のスケジュールはすでに確定した。8月29、30、31日に東急Bunkamura(東京都渋谷区)オーチャードホールで3回、9月2、3、4日に秋田市文化会館(秋田県秋田市)で4回、同6日にわらび劇場(同仙北市)で2回公演される。
「人民網日本語版」より 2012年4月24日
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