「杭州国際アニメ漫画フェスティバルは年々素晴らしくなっていますが、訪れる日本人はまだ少なく、フェスティバルがより国際的な舞台となるためにも、日本の業界関係者がより多く杭州にいらっしゃることを期待します」-----。第8回杭州国際アニメ漫画フェス「夏の島デー」で、日本のキャラクターコンテンツビジネスプロデューサー・安田勲氏は「将来的には両国のアニメ漫画関係者の交流が活発化し、協力が深まれば」と寄せた。ウェブサイト「中国新聞網」が伝えた。
安田氏は、「杭州国際アニメ漫画フェスティバルは2度目です。年々素晴らしくなっていますが、より多くの日本的要素、とりわけ日本専門パビリオン開設を望みます」と語る。
「中国には非常に優れたアニメ漫画作品がありますが、交流ルート不足から、海外へのPRが後押しできていない」と安田氏。
昨年の杭州国際アニメ漫画フェスティバルで安田氏は、中国有数のアニメ漫画オフィス「夏の島」と協力することで合意した。安田氏の今回の杭州訪問は、「中国の美少女漫画家」として一躍有名になった夏達(シア・ダー)さん(31)らとの交流もあった。「日本の漫画市場は学校生活、SF、コミカル、恋愛などをテーマにした作品が求められている。より多くの中国作品が日本市場に入れば」と期待する。
浙江大学(浙江省杭州市)映画テレビ・アニメ漫画ゲーム研究センターの夏瑛・副主任(女性)は、日本からの業界ゲストを今回のフェスティバルの目玉と位置づける。
大陸部漫画界と日本の業界関係者との接触が足りない中、国内作品は確実に実力を上げ、日本にもマーケットに精通した人材がいる、と夏副主任は指摘する。「両者の間には、本フェスティバルのような出会いや協力の橋渡しとなる場が必要です」。大陸部からの期待は大きい。
「人民網日本語版」 2012年5月3日
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