中国駐福岡総領事館・林昶=文
2012年5月3日、第51回「博多どんたく」が福岡市内で華やかに開幕した。「博多どんたく」は福岡・博多の伝統的なお祭りで、その起源は平安時代にさかのぼることができ、830年の歴史を持つといわれる。この祭りは、毎年5月のゴールデンウイーク期間に行なわれており、この時期に行われる祭りとしては日本国内でも最大級のものとなっている。
「福岡市民の祭り」である「博多どんたく」には、地元以外にも西日本各地の自治体や機関、企業や学校が参加している。博多松囃子の伴奏のもと、さまざまな衣装を身にまとった人々が「どんたく隊」を結成して、鳴り物を鳴らしながら街を練り歩く様子は特に壮観だ。
今年の「博多どんたく」には、日本各地から米国、英国、韓国、タイ、マレーシアなど海外からの隊も加わり、参加団体は600以上で、内外から訪れた観客は250万人を上回った。
中国駐福岡総領事館の有志も招きに応じ、福岡市役所の隊にまじってパレードに参加した。また、練り踊る金龍を先頭に、九州地方の100人余りの中国人留学生たちが「中国留学生学友会」の横断幕を掲げパレードに加わった。留学生たちは中国の各民族衣装に身を包み、歌い踊り、中国人留学生としての気概を沿道の観衆にアピールした。
5月4日、「博多どんたく」の2日目には、福岡市で各学校の隊によるパレードが行われた。
人民中国インターネット版 2012年5月7日
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