中国吉林省長春市人民政府新聞弁公室は17日に記者会見を開き、「2012中国長春中日文化交流デー」を今月27日に開催すると発表した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
「2012中国長春中日文化交流デー」(主催:長春市人民政府外事弁公室、国際交流基金<ジャパンファウンデーション>、企画・実行:長春市図書館、長春日章学園高中(高等学校)、共催:長春市政府共産党委員会宣伝部、市政府教育局、市政府文化局、北京日本文化センター)は、中日国交正常化40周年記念事業のひとつ。今月27日午前9時半から午後3時まで、長春日章学園高中(高等学校:長春市)にて開催される。「池坊(いけのぼう)華道実演」「日本伝統舞踊実演」そして「日本人に映る長春撮影展」が披露される。
池坊華道は500年以上の歴史を有する日本最古の生け花流派で、日本の生け花の源流として認められてきた。今回長春を訪れる講師は2003年に池坊正教授1級の免状を取得、これまで在中国日本国大使館、ジャパンファウンデーションへの支援として、中国国内の多くの都市・大学で華道を実演、広めている。
日本舞踊は日本伝統の舞踊芸術のひとつで400年以上の歴史を有し、歌舞伎から生まれた「歌舞伎舞踊」などがある。今回招かれる舞踊師範・藤間万惠(ふじま・まえ)さんは、「中国を巡る日本舞踊師範」とよばれる。藤間さんは1981年、日本で最も権威ある舞踊団体「社団法人・日本舞踊協会」に入り、2009年に同協会参与となった。2010年以降、文化庁から「文化交流使」に任命され、中国へ文化交流活動のために派遣されている。
フォトグラファー・田原洋之氏は長春市内に住み、「長春図麗光学儀器有限公司」に勤務、長年にわたり中国で仕事をしている。田原氏はプライベートで、日本人の目に映る長春の街並みと自然風景をカメラに収めてきた。今回はその中から、日本人独特の視点で長春の四季折々の風景や街の様子をとらえた40作品余りが展示される。
「人民網日本語版」 2012年5月18日
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