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挨拶する永塚誠一・日本経済産業省商務情報政策局局長 | 第10回中国国際ソフトウェア・情報サービス交易会は6月15日から18日、大連で開催された。
開幕式と部長(日本の相に相当)レベルサミットにおいて、永塚誠一・日本経済産業省商務情報政策局局長は、新興産業を創造しうるITの融合を推進させ、関連領域の産業のイノベーション活動を強化すべきだ、と述べた。日本企業のソフトウエア開発における海外最大の拠点は中国であり、その比率は70%に達する。かつて日本企業の中国における開発の主要目的はコスト削減だったが、近年ではこの局面に限らなくなっている。中国のソフトウエア開発能力は非常に高く、全面的に委託する日本企業はますます増えており、これは、中国のIT人材の質量が絶え間なくレベルアップを続けた結果である。日本の情報サービスおよびソフトウエア企業がもっともよく知る都市として、大連では多くの大学と専門学校にIT関連の専門と課程を提供している。また大連は日本語教育方面にも力を注いでおり、多くの優秀な人材を養成している。ゆえに情報サービス、ソフトウエア産業を主とする日本企業は大連に進出している。日本と大連の貿易額は次第に増加しており、特に大連のソフトウェア輸出額はすでに23億米ドルにのぼり、その規模は巨大で、大多数が対日輸出である。両国の経済上の相互依存関係は絶え間なく深化し、両国の情報領域における投資はさらにレベルアップし、中日両国の政府間の協力強化は、非常に重要である。
人民中国インターネット版 2012年6月26日
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