外文局は対日交流で重要な役割を担っている
周局長は、写真展「美しい中国 美しい日本」の作品募集、企画、テーマ選定および各種の準備について以下のように紹介した。
対日文化交流は中国外文局が対外文化交流の重点としてきた一つであり、外文局が保有する設立十数年の「中国網」日本語版(チャイナネット)や雑誌「人民中国」は対日交流において重要な役割を担ってきた。これらのメディアは日本語で日本の読者に向けて現在の中国を伝えるだけでなく、このプラットフォームを利用して日本の読者と交流し、日本の読者の間である程度の影響力を持つようになった。「中国網」日本語版は海外、特に日本で閲覧数の最も多いウェブサイトの一つである。雑誌「人民中国」は、今も日本で大きな影響力を持つ中国主催の日本語雑誌である。外文局は対日交流において非常に強い基盤を持っており、「中国網」日本語版や雑誌「人民中国」のようなメディアだけでなく、日本語、日本の国情、中日関係に精通した専門家も多くいる。
外文局はこれらを基盤に、2年前から中日国交正常化40周年に際して出版する記念画集の準備を始め、具体的計画と制作を1年あまりかけて行った。日本側との交流の過程で、日本側の数十機関から支持と協力を得たほか、中日友好関係の推進に長期力を入れてきた多くの著名人や専門家からも反響を得た。彼らが自身のことのように画集制作に取り組んだことは、編集者を大いに奮い立たせ、激励した。
この画集の素晴らしい点は、40人の中国人と40人の日本人から「中日関係の発展に対する期待」に関する言葉を集めたことだと思う。この80人は中日両国の政治、教育、科学技術、文化、芸術、体育、経済貿易など各分野の著名人である。これは非常に巨大なプロジェクトだというべきである。これほど多くの人と連絡を取って共通のプラットフォームで自身の思いや考えを述べてもらうだけでなく、画集のテーマにも沿っていなければならず、とても容易なことではない。そのほか、このような代表者を選ぶのも容易なことではない。80人の著名人にはそれぞれ代表性があり、中日関係の発展に対する大きな期待を述べた彼らの言葉は、私たちの心を揺るがしたと同時に、中日関係の未来に自信を固めた。
中日の国交成立初期と正常化後を身をもって体験した代表者の言葉をまとめ、社会全体の心の声を反映し、民衆が中日関係の今と未来に関心を寄せるよう誘導できることを望んでいる。これらの言葉は中日国交正常化40年の歴史を切り開き、中には歴史教科書の中の言葉にできるものもある。また、報道の素材にできるほか、両国民に影響を与え、教育し、啓発することができ、見聞きした両国民を喜ばせる言葉にもなる。この点を私たちは非常に満足している。
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