中日両国の文化交流を深め、国交正常化40周年を記念することを目的とした大型対外文化交流イベント「感知中国in日本」が2日、東京で始まった。注目企画のひとつ「感知中国・中国現代絵画展」(主催:中国国務院新聞弁公室、中国美術家協会)が3日、東京中国文化センター(東京都港区)で開幕した。人民日報のウェブサイト「人民網」が伝えた。
両国文化関係者による中日美術座談会 |
国務院新聞弁公室の王晨主任(室長)、中国美術家協会の劉大為主席(会長)、日本中国文化交流協会の辻井喬会長らが開幕式に出席し、祝辞を述べた。式典後には両国文化界の関係者による中日美術座談会が開催された。
絵画展には中国現代著名画家30人の水墨画の逸品計40点が出展された。山水や人物、花鳥などを題材として、雅で調和の取れた東洋的な趣を表現すると同時に、伝統的水墨画の伝承・発揚に向けたさまざまな試みを披露した。
開幕式来賓 |
王主任は祝辞で、「中日両国画家の相互交流により、東洋水墨画の芸術が生まれた。両国の国民と水墨画との縁は深く、素朴で味わい深くやんわりとした水墨画の心が国民の生活や美意識に息づいている」と述べた。
王主任はさらに、「今回の絵画展を通じて、より多くの日本の皆様に中国画の独特の持ち味や中日絵画芸術に共通するルーツおよび美意識を感じていただきたい。これは文化交流の深化や相互理解の促進につながる」と語った。
「感知中国・中国現代絵画展」の会期は6日まで。
「人民網日本語版」2012年7月4日