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第8回北京-東京フォーラム、「東京コンセンサス」を発表

 

東京都内で2日間の日程で開かれていた第8回北京-東京フォーラムが3日閉幕した。参加者らは「国交正常化後の40年間で中日関係は長足の発展を遂げ、新たな歴史的出発点に立っている。両国は小さな対立点は保留して大きな一致点を求め、偏見を取り除き、相互信頼を強化し、学び合い、協力を強化し、各分野で深いレベルの協力を繰り広げ続け、戦略的互恵関係を新たな段階へ押し上げるべきだ」との認識で一致した。

主催者である中国日報社と言論NPOは「東京コンセンサス」を発表。民間の力を発揮して中日関係を推進するための提言をまとめ、「相互信頼・互恵関係の構築」「民間交流の強化」「経済・貿易協力の強化」「危機の管理と防止・コントロールのメカニズムの構築」について一致した。双方は「アジアにおいて歴史的、地政学的に重要な地位を占める強大な隣国として、両国は多くの利益を共有している」と指摘。▽両国は長期的に共生し、協力し発展する道を常に探り、揺るぎない相互信頼・互恵関係の構築に尽力すべきだ▽中日両国には政治制度、社会体制、文化伝統などの面で違いがあり、異なる発展段階にあるが、双方は相互尊重と小異を残して大同につく精神に基づき、たゆまず両国民間の交流と相互理解を強化し、国民感情を改善すべきだ▽現在世界や地域の情勢には深く複雑な変化が起きており、中日両国は双方の共通利益という観点から、二国間、地域、世界の3つのレベルで実務協力を拡大し、中日韓自由貿易協定の締結を積極的に促し、波及効果を拡大し、両国および地域の平和、安定、繁栄に積極的に貢献すべきだ▽地域の安定がアジアの発展と繁栄の前提条件であり、領土や海洋権益をめぐる紛争はアジアの安定の基礎に影響を与える。率直かつ誠実な対話を通じて建設的な解決策を見出すべきだ--との認識で一致した。

 

「人民網日本語版」2012年7月5日

 

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