6月9日、淄博市周村区からうれしいニュースが伝わり、淄博市周村のシャオピン(小麦粉で作った食品)有限会社が山東省文化庁に第1陣の省クラス非物質文化遺産生産的保護モデル基地と命名された。それ以前に、周村はすでに国、省、市、区という4クラスの非物質文化遺産リストに組み入れられた非物質文化遺産35を持ち、中国民間文化芸術の里、国家文化産業モデル基地、省クラス商業貿易民俗文化生態系保護テスト区などに指定され、中国で初めての区・県クラスの老舗企業保護協会を創立し、中国で初めての地方軽食類非物質文化遺産博物館――周村シャオピン博物館を築き上げ、管轄区域内の玉兎(周村シャオピンの老舗)、王村の酢などの老舗企業が年ごとに発展をとげている……。
文化遺産は1つの地区の歴史と文化のルーツである。2006年から始まって、周村区は非物質文化遺産の全面調査を全面的に展開し、周村区の非物質文化遺産の種類、数、分布、存続状況をありのままに、じっくり調べ、優れた伝統的文化プロジェクトに対する目的性のある保護、開発と利用を強化し、「非物質文化遺産」の発掘と申告の仕事で喜ばしい成果をあげた。周村のシャオピン、周村の芯子(一種のユニークな民間演技芸術)、周村の銅製楽器の製造技術、董永の伝説(神話物語)、王村の酢の伝統的手作業技術、周村の古代商業区域の商業貿易の習俗などのいくつかの「非物質文化遺産」プロジェクトは歴史のほこりが取り除かれ、あらためて新生を得た。現在、周村区は合わせて国家クラス非物質文化遺産リストに組み入れられた非物質文化遺産2つ、省クラス5つ、市クラス10、区クラス33、省、市、区クラス非物質文化遺産の代表的継承者9人を擁している。
「中国証券報」より 2012年7月16日
|