8月4日(土)、国際教育音楽祭「パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)」オーケストラの北京公演が、北京市朝陽区の世紀劇院で行われ、欧米や中国、日本など20カ国・地域の若手演奏家が、ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ(1947年版)演奏会版」と、チャイコフスキーの「交響曲第6番口短調作品74『悲愴』」を披露した。公演は日中国交正常化40周年の記念事業で、中国人民対外友好協会、中国日本友好協会、パシフィック・ミュージック・フェスティバル組織委員会が主催した。会場には、中国人民対外友好協会の井頓泉副会長、丹羽宇一郎駐中国大使をはじめ、中国人、日本人、中国に滞在する欧米人など聴衆1700人が詰めかけ、公演を楽しんだ。
パシフィック・ミュージック・フェスティバルは、1990年にレナード・バーンスタインの提唱で始まったクラシック音楽の国際教育音楽祭で、世界三大教育音楽祭の1つに数えられる。1990年以来毎年7月に日本の札幌で開催しており、PMFオーケストラはオーディションを経て20カ国と地域から選ばれた77人のメンバーで編成されている。今年で23回目となるPMFだが、海外演奏旅行は今回が初めてということで、2日には札幌の姉妹都市、遼寧省瀋陽市でも演奏会を行った。(文・井上俊彦)
人民中国インターネット版 2012年8月6日
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