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西蔵・グゲ遺跡でチベット文字の歴史文献を発見

 

西蔵(チベット)社会科学院研究員で著名なチベット学者である巴桑旺堆氏はこのほど取材に答え、チベット自治区ガリ(阿里)地区ツァンダ(札達)県のグゲ(古格)城塞跡にある廃棄洞窟で、古代チベット文字で書かれた貴重な歴史文献の一部が見つかったことを明らかにした。

2011年8月、ツァンダ県城付近にあるグゲ王朝の城塞跡を訪れた現地の僧侶が、城塞下部にある廃棄洞窟でチベット文字で書かれた仏典の一部(数十ページ)および数冊の文書の断片を発見した。

これらの文献には、紀元前2世紀の吐蕃初代王ニャティ・ツェンポから9世紀末の最後の王ラン・ダルマにいたるまでの簡略な王統系図が記載されていたほか、10世紀に吐蕃王室末裔の吉徳尼瑪袞がガリで政権を打ちたててから11世紀後半にいたるまでのグゲ王朝の歴史が記載されていた。新華社が報じた。

 

「人民網日本語版」2012年8月15日

 

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