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中国の小中学生40名が日本の文化や生活に触れる

 

京セラ株式会社が社会貢献活動の一環として行う「第13回 中国少年友好交流訪日団」によって、中国の小中学生40名が、7月29日(日)から8月6日(月)の9日間、日本を訪問した。

茶道資料館で茶道を体験する中国の児童・生徒た

これは、中国の少年少女に他国の文化や多様な価値観にじかに触れる機会を提供することで、将来、地域社会や母国のために貢献できる人物を育成すると同時に、今後、日中間の友好関係を築いていける国際人になってほしいとの趣旨で実施している活動で、これまでに364名の小中学生を招待してきた。日中国交正常化40 周年にあたる今年は13回目の実施となり、中国日本友好協会、北京市教育委員会、天津市外事弁公室、天津市教育委員会の協力によって、北京と天津から40名の小中学生がツアーに参加した。

今回のツアーでは、京都、東京、鹿児島を訪問、日本の文化、生活に触れる多彩な内容が盛りこまれた。京都では、京セラ本社の展示施設「京セラファインセラミック館」の見学や、金閣寺・清水寺等の観光名所、茶道資料館などを訪れたほか、京都市内の中学校にて日本の学生と交流した。東京では、毎年恒例の東京ディズニーランドのほか、今年5月に開業した東京スカイツリーや秋葉原等話題のスポットを訪れたほか、鹿児島ではホームステイも体験した。

京都では、深草中学校の生徒たちと楽しい交流を行った

参加子女代表の楊聿明さんは、「今回の友好交流のチャンスを活用して、日本社会、文化及び日本の人々への理解、特に青少年との交流によって友情を深めるつもりです。将来は、それぞれが中日友好の架け橋となり、今以上に素晴らしい中日両国の未来を創造していきたいと思っています」と語っていた。

この催しは、同社名誉会長である稲盛和夫氏が初めて出張で米国を訪れた際、異なる文化に直接触れて、大きな感動を受けた経験が契機となったという。感受性が鋭く社会を無垢な目で見られる子どもの時期に他国の文化にじかに触れる体験をすることで、将来、世界的な視野から、大所高所に立って物事を判断し得る人間となってもらいたい、さらに、稲盛氏自身が理想としてきた「夢多き人」に成長して欲しいという願いを込めて、1976年より日本の子どもたちを海外に招待するツアーを実施し、1997年からは、中国の子どもたちを日本に招待する本ツアーを開始した。同社では、中国の小中学生が本ツアーを通じて異文化に触れることで、将来広い視野を持った人物に成長されることを期待するとともに、日中友好にも貢献できればと話している。

 

人民中国インターネット版 2012年8月20日

 

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