中国外文局の周明偉局長が大会に出席し、あいさつした。
中国外文局と中国翻訳協会が主催する全国翻訳座談会及び中国翻訳協会設立30周年記念大会が12月6日、北京で行われた。翻訳関連の全国的な会議が開かれるのは中国建国以来2回目であり、翻訳界が中国共産党第18回全国代表大会の精神を学び、貫徹実施し、翻訳サービスの国際交流と中国文化の海外進出戦略を促進するための重要な会議でもある。
中国外文局の周明偉局長が大会に出席し、あいさつした。
周局長は、「中国が国際化を進める中でどこまで拡張できるか、世界に溶け込む過程でどれほどの役割を果たせるかは、私たちの文化の『ソフトパワー』にかかっている。またその過程で翻訳は欠くことのできない役割を担っており、中国文化の海外進出が最初に超えなければならないのは翻訳面の難関だと言える」と述べた。
また、対外宣伝事業を行う国のニュース・出版機関、中国翻訳協会の監督機関である中国外文局は、翻訳活動を更に支援し、より良いサービスを提供し、中国文化の海外進出戦略を実施するために努力していく考えだと表明。
また、中国人民対外友好協会常務理事、第5期中日友好21世紀委員会の中国側委員でもある周明偉局長は、翻訳界が特殊な時期にどのように更なる役割を果たし、中日両国民の交流と理解を促進するかについて、「中国網」の独占インタビューに応じた。
周局長は、釣魚島事件の開始から、中日両国は国交正常化以来の大きな摩擦と衝突に直面し、中日関係が非常に困難な状況の中、翻訳界の重要な役割が一層際立っていると強調し、「どのようにして、日本語がわかり日本文化を理解しているという2つの優位性を生かし、日本の民衆に私たちの考えと立場を示し、中日関係の重要性を重視していることを伝えるかは、私たちの新しい課題となっている。翻訳界は言語と文化の2つの優位性を十分に生かし、異文化交流の能力を絶えず高め、特殊な時期に重要な役割を果たすためにたゆまない努力をしていくべきだ」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年12月7日
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