2012年10月末現在、中国全土における出力6000キロワット以上の水力発電所の設備容量は、前年同期比6.9%増の2億632万キロワットに達し、風力発電の設備容量は33.9%増の5589万キロワットに達した。中国の水力発電設備容量は今世紀初旬に米国を追い抜き世界一になった。その後2012年には風力発電の設備容量も米国を抜き、世界一となった。水力・風力発電を主とする再生可能エネルギー発電分野で、中国の設備容量は堂々の一位に立っている。人民日報が伝えた。
国際再生可能エネルギー機関(IRENA)のアドナン・Z・アミン事務局長はかつて、「再生可能エネルギー分野における中国の発展ペースは非常に速く、投資面でも技術の進歩面でも注目すべき成果を得ている」と語った。2012年にドーハで行われた国連気候変動会議において、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局長クリスティアーナ・フィゲレス氏は「中国は気候変動への対応と新エネルギー分野の発展において努力している」と称賛した。
再生可能エネルギーの発展は、中国のエネルギー保障、エネルギー構造の調整、気候変動への対応などに役立つ。しかし、中国の再生可能エネルギー消費が第1次エネルギー消費に占める割合は、他国に比べると依然として中程度の水準にある。
「人民網日本語版」2013年1月4日
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