「2013年日中合同成人式」が5日、日本大使館広報文化センターで行われ、両国の新成人計約200人が参加した。
同日、木寺昌人新駐中国大使も夫人と共に出席し祝辞を述べた。北京に着任して以降、木寺大使が公のイベントに姿を現すのは初めて。木寺大使は「日中両国の新成人にはお互いに膝を突き合わせて交流を深め、お互いの本当の姿を理解しあい、お互いに切磋琢磨しあってほしい」とエールを送り、最後に「日中平和友好条約を締結して35周年となる今年、日中両国の青年たちが友好のために貢献することや、日中友好関係のさらなる発展を祈る」と述べた。
続いて木寺大使は来賓と共に鏡開きを行い、会場の盛り上がりもクライマックスとなった。今回の成人式では、中国や日本の新成人たちがさまざまなパフォーマンスを行い、「一世風靡」の歌と踊りや、日本人が演じる中国伝統芸能の昆劇、中日両国の歌謡などが披露された。
成人式に参加した日本の実践女子大学の学生は「今回のイベントに参加できて、とてもうれしく、光栄に思っている。最近、日中関係が良くないと周りは皆言っているが、個人的にはそう思わない。今日、日中両国からなる若者がこのように集まって、仲良く交流できた。今日から正式に成人の仲間入りをしたので、今後は自覚を持って恥のないように頑張っていきたい」と語った。
また、北京第二外国語学院の王芃さんは「成人式に参加し、この場で多くの友達と知り合えとてもうれしい。青少年の交流活動はとても意義がある。このような活動を通して国のため、中日友好のために貢献をしたい」と語った。
「日中合同成人式」は「北京日本人留学生社団」(BJSA、ビジャッサ)と日本駐中国大使館の共催で行われ、今年で3回目を迎えた。
「人民網日本語版」2013年1月6日
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