2013年1月12日、日本における中国語教育のさらなる進歩をめざし、五星奨中国語教育推進会、立命館大学アジア太平洋大学孔子学院、高等学校中国語教育研究会九州支部などが共催する「第1回九州・山口・沖縄地域中国語教育シンポジウム」が福岡市で開催された。中国・天津から南開大学漢語語言文化学院の王立新院長が来日したほか、五星奨中国語教育推進会の葉言材幹事長、セリングビジョン株式会社の岡部秀也代表取締役社長ら、中国語教育に携わる40人近くが出席した。
今回のシンポジウムの発起人である葉幹事長は開会のあいさつの中で、中日両国の関係は歴史的に前例のない局面にあり、今回のシンポジウムでは中日両国の教師間で教育経験の交流を強め、相互理解を深め、コミュニケーションを深めることを希望すると述べた。
シンポジウムの席上、岡部社長はセリングビジョン社が日本で開催している、いずれも中国政府が実施する国際的な中国語検定試験であるビジネス中国語検定試験(BCT)と青少年向け中国語検定試験(YCT)における最新動向を紹介した。続けて、参加者それぞれが各教育機関における中国語教育の現状と目標について報告を行い、日本国内の中国語教育方法について討論を展開した。立命館アジア太平洋大学孔子学院の西川孝次副院長と高等学校中国語教育研究会九州支部の深谷秀光理事は、九州・山口・沖縄地域における中国語教育状況について発表を行った。また、王院長は参加者に対して南開大学漢語国際教育の現状について説明し、中国国家中国語国際普及指導班が南開大学に設置した対外中国語教師研修基地の推薦を行った。
会期1日のシンポジウムは順調に日程を消化し、閉会式では中国駐福岡総領事館教育室の丁剣領事があいさつに立ち、シンポジウムの成功を祝う言葉を贈った。
人民中国インターネット版 2013年1月15日
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