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中国は釣魚島問題の解決に向けた対話を歓迎 日本は有言実行すべき

 

日本の公明党の山口那津男代表が中国を訪問した。安倍新政権の発足後、日本の与党幹部が中国を訪問するのは初めてとなる。報道によると、山口代表は安倍首相の習近平中国共産党中央委員会総書記あての親書を持参して訪問し、釣魚島問題で悪化した中日関係の改善を目指している。

友好的な行動を中国は当然拒否しないが、日本に誠意があるかどうかを見る必要がある。安倍首相は親書を山口代表に託したが、近ごろ中国周辺での行動をせわしく行っており、2月には米国訪問も予定している。自分側に引き入れながらも頼るというやり方を使い、誰を標的にし、誰を囲い込みたいかは皆がわかっている。効果の有無と大きさはまだ観察の必要があるが、この絶え間なくせわしい行動により、今回の親書はどう見ても「時間稼ぎ」としか思えない。後ろ盾がさらに明確な立場を表明し、味方してくれる国がさらに増えれば、親書などどうでもよいのではないか。

釣魚島は中国の領土であり、中国が領土主権を維持する必要があることは原則的な問題である。このような原則的な問題において知恵を働かせ、圧力をかけて人の最低ラインを動かすことができると考えるのは、ただの幻想にすぎない。日本は米国に対しても多くの幻想を抱いており、ヒラリー・クリントン米国務長官の近ごろの「日本の管轄権を脅かすいかなる一方的な行動も反対する」という発言は日本に度胸をつけさせた。しかし、本当に衝突になったら、米国は自身の後ろで砲弾を渡す、さらには弾を遮るという行動をとるに違いないという判断は幼稚園レベルである。また、アジアで盟友を引き込むことに関しては、歴史上における日本の植民者というイメージを見ても、現実における利益面を考えても、安倍首相は自身の行動の効果を大いに疑問視すべきである。

親書を書き、それを託した代表を訪問させ、話し合いという方法で釣魚島問題を解決することは当然悪いことではない。肝心なのは親書ではなく、国際関係の問題を処理する誠意と信頼である。中国から、日本はこの点がひどく欠けていると見られている。この親書は中日関係を改善する始まりとなることができるが、何の効果もない可能性もあり、それは安倍政権が親書の歴史的立場をどのような行動で論証するかにかかっている。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年1月23日

 

 

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