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陽気な中国の若者達、東京で2013春節を祝う

挨拶する江田五月先生。岩楯嘉之撮影

挨拶する楊光先生。岩楯嘉之撮影

後楽寮生による舞踊。岩楯嘉之撮影

「日本僑報」によると、中国最大の祝日、春節を2月10日に迎えるに先立ち日中友好会館後楽寮の寮生たちが、2月4日後楽寮寮生委員会主催の「日中友好会館後楽寮春節招待会」が行われた。

来賓として中華人民共和国駐日本国大使館楊光一等書記官はじめ大使館教育処関係者、華僑総会関係者、日中友好会館会長江田五月民主党最高顧問他会館関係者、寮生、寮以外の留学生、日本人の学友、日中友好にかかわる団体関係者などおおよそ300人が参加し、寮生たちが演ずるパフォーマンスを楽しんだ。

第1部の会場は、日中友好会館大ホールにおいて行われ、開会の挨拶に立った日中友好会館江田五月会長は、中国訪問中起きたエピソードを交えながら両国が仲良くすることの重要性を述べた。つづいて挨拶に立った中国大使館教育処楊光一等書記官は、白剛公使参事官の挨拶を披露した。

その後、寮生たちによる歌、民族舞踊、器楽演奏、ピアノ連弾、ソプラノ独唱、合唱「後楽寮歌、上を向いて歩こう」を参加者全員で歌い、春節を共に祝った。

第2部は、後楽寮食堂に移動し、寮のシェフによるすばらしい料理を味わいながら交流を楽しんだ。チベット舞踊を演じた早稲田大学留学生黄茜さん、新疆ウイグル舞踊を演じた鳥其坤さんは、記者の為に料理に、飲み物にとホスト、ホステス役を提供してくれた。

皆のお腹が膨らんだ頃、第2部のパフォーマンスが開始された。歌あり、ファッションショーあり、ゲームありと盛りだくさんの演目を演者はもとより観客も童心に帰ったように無邪気に楽しんだ。

よく「陽気なアメリカ人」とアメリカ人は陽気な人種と言われているが、中国の若者がそれ以上に陽気であることに驚きを感じた。演者はみな真剣な顔で他愛のないこと(失礼)でも演じ、その演者の大学を見ると東大、東工大、学芸大、東京芸大等陽気にはしゃぐこととは縁のない学生たちばかりの印象を受ける大学(早稲田大学はあり得るかも)の生徒が演じることのアンバランスに、おかしさと楽しさを感じた。

この陽気な若者たちが将来本国で、ある者は政界に、ある者は教育界に、またある者は経済界にとそれぞれが各分野で活躍の中心となって行くことであろう。このような日本をよく理解する若者たちの存在が、将来の日中関係に大きな希望をもたらすものと期待する。

それに反し、日本人の学生はこのように屈託なく楽しむであろうか。何事にも真剣に取り組む姿勢。留学生たちにこの素晴らしい姿勢を見た。次の世代を背負う同窓の日本人学生諸君。この良き留学生と心の交流を結び、将来真の友として両国のために太い絆を結んでもらいたい。(岩楯嘉之・NPO日中交流支援機構事務局長)

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年2月6日

 

 

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