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各地対外宣伝部幹部訪日団が北海道に到着

 

2013年3月13日、日本の笹川平和財団の招きを受け、人民中国雑誌社前社長の徐耀庭氏を団長とする中国各地の地方政府対外宣伝部門幹部の訪日団が、最初の訪問地である北海道に到着した。

この日、訪日団一行は北海道庁を訪れ、高田久知事室長と会談した。会談には中国駐札幌総領事館の許金平総領事も同席した。

北海道庁を訪問する一行

会談の中で高田室長は、中国と北海道の長い交流の歴史を回顧し、黒龍江省と北海道は1986年に友好提携を締結して以来、農林水産業をはじめとする幅広い分野で交流と協力を行ってきたと述べた。徐団長は、北海道が中国人にとってなじみのあるあこがれの地であることを紹介した。昨年中日国交正常化40周年を記念して、中国外文局が企画、人民中国雑誌社と人民画報社が運営を担当する『美しい中国、美しい日本』写真展が開催された。また、同時に同名写真集が出版されたが、日本各界で高い評価を得たこの写真集にも多くの北海道の風景が収録されていた。徐団長は「今回の訪問では、北海道のみなさんが中国からの来客に対して誠実で心のこもったもてなしをしてくださいました。団員は日本に中国の魅力を紹介すると同時に、日本で見聞きし感じたものを中国に持ち帰るでしょう」と述べた。

北海道新聞社を訪問する中国各地の対外宣伝部門の幹部

許金平総領事は、訪日団が最初の訪問地に北海道を選んだことは、われわれが北海道を重視していることの表れで、情報を相互に伝えることは各種協力の架け橋と基礎であり、今回の訪問を通じて双方がお互いの“美しさ”を感じることを希望すると述べた。

このほか、訪問団は北海道新聞社を訪問し、同社のビデオ編集制作やデジタル・データベース構築など、マルチメディア発展戦略と実際の取り組みを見学し、双方は紙媒体とニューメディア発展にまつわる問題について意見を交わした。北海道新聞社の村田正敏社長は、特に今回の訪問が3月11日の東日本大震災から2年という時期にあたっていることに触れ、2年前に中国各地から大きな援助があったことに対して、この場を借りて各地対外宣伝部門の幹部たちに謝意を表したいと述べた。

北海道新聞社で実際の業務について意見を交わす一行

この訪日プロジェクトは、中国外文出版発行事業局(CIPG外文局)が主催し、人民中国雑誌社が運営している。日本の笹川平和財団・笹川日中友好基金の助成を受けて実施しているもので、2011年7月に次いで2度目の開催となる。

訪日団は、湖北省、河南省、海南省、新疆ウイグル自治区など12の省・自治区・直轄市の対外宣伝部門の幹部などで構成されており、3月20日まで日本に滞在する。この間に一行は北海道、東京、神奈川などを回り、福田康夫元首相など日本政界の要人、日本財団会長・笹川日中友好基金運営委員会の笹川陽平氏をはじめとする各界の有識者を訪問することになっている。また、共同通信社、神奈川新聞社、テレビ神奈川、SBIサーチナなど日本のメディアを訪問し意見交換を行う予定。

 

人民中国インターネット版 2013年3月15日

 

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