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静岡県知事、日中民間交流を支持 「漢語角」揮毫

 

川勝知事に日中関係書籍を贈呈。静岡漢語角提供

「日本僑報」によると、5月10日、静岡県日中友好協会福田事務局長と、同じく県日中友好協会理事で中国交流会代表および日本湖南人会理事である楊暁冬氏の両氏が川勝平太静岡県知事を表敬訪問した。予定の面会時間は15分であったが大幅に時間をオーバーし、35分の会談になった。

まず、冒頭に福田氏より、昨年9月の日中関係悪化の影響で、県日中のメイン交流事業である浙江省芸術学校の来日公演が中止となり、今年ようやく再開することとなったが、規模は昨年の半分以下に止まることが県知事に報告された。

川勝平太静岡県知事が書いた「漢語角」。静岡漢語角提供
続いて、楊氏から川勝県知事に、人民中国雑誌社、人民画報社が共同出版した「美しい中国・美しい日本」の写真集を贈呈し、写真集について説明した。知事は写真集を見ながら、「大変素晴らしい写真集ですね。この写真集のタイトルは中国語で何と言いますか」と質問し、写真集の中国語版タイトル〈美麗中国・美麗日本〉を紙に書き、読み上げて教えられると、知事も声に出して発音していた。

続いて、知事に日本湖南人会が企画・翻訳出版した石川好先生の著書『湖南省と日本の交流素描』と中国作家の著書『湖南商人』も贈呈し、石川先生も日本湖南人会友の会の共同代表であることが説明した。また、湖南人会主催の「星期日漢語角」(日曜日中国語コーナー)及び中国で開催している「日語角」(日本語コーナー)について、活動風景の代表的な写真を見せながら、2007年8月に東京の池袋公園にて創立して以来、現在、日本では静岡や横浜など9カ所の漢語角、中国では15カ所の日本語角にまで発展し、今後は日本で漢語角100カ所、中国で日本語角1000カ所にまで規模を拡大させる目標があること等、詳しく説明した。

最後に、中国大使館主催の2012東京中国文化祭の記念品である「一衣帯水」の文字入りネクタイを知事に贈呈したところ、知事は大変喜び、その場でネクタイを着用した。

その後、川勝知事に「漢語角」の三文字を揮豪していただき、知事が着用したネクタイの文字「一衣帯水」を指さして、楊暁冬氏らと記念撮影した。知事の揮毫は、楊氏が主宰する静岡漢語角への支援を意味し、氏の日中友好活動への評価も表している。

現在、日中関係はあまり良好といえない状況であるが、知事の「相思相愛の仲をさらに発展させたい」という言葉と、今回贈呈した「一衣帯水」のネクタイはぴったりである。県民の皆様に少しでも中国のこと、中国人のことを理解してもらえるよう、そして、互いに良い方向に発展していけるよう寄与したい、と楊氏は感想を述べている。

川勝知事の「漢語角」揮毫を記念して、静岡漢語角は16日、中国の新浪で公式の微博を開通した。微博アドレスhttp://www.weibo.com/jghyj

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」より 2013年5月16日

 

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