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上海・日本映画週間が開幕 映画12本上映

第16回上海国際映画祭「日本映画週間」が16日午後、上海で開幕した。上海映画祭実行委員会の任仲倫・副主席(上海電影集団総裁)、日中文化交流協会副会長で女優の栗原小巻さんが日本映画12本の監督・出演者らと共に開幕式に出席、観客と共にオープニング上映作品「東京家族」を鑑賞した。「東方網」が伝えた。

中日平和友好条約締結35周年を迎えた今年、「日本映画週間」は両国文化交流のプラットフォームとして特に意味を持つ。任仲倫氏は「今年出品された映画12本のスタイルはそれぞれ全く異なり、中国の観衆が日本の人々の生活を理解するのに役立つことだろう」として、「本日は、特に栗原小巻さんに感謝を述べたい。栗原さんは上海映画祭の古くからの友人であり、以前から何度も主演映画を日本映画週間に出品している。中日映画人同士の交流がますます頻繁になることを願っている」と語った。

日中文化交流協会副会長の肩書きを持つ栗原さんは日本の著名な女優で、中国でもかつて主演映画「愛と死」や「サンダカン八番娼館 望郷」などで「栗原小巻ブーム」を巻き起こした。栗原さんは「今回出品された映画の多くが東日本大震災が発生した後の日本人の内面を題材にした作品であり、これらの作品の製作チームは現在の日本映画界の中堅を担っている。今回の日本映画週間への参加は日中両国の文化交流という重責も担っている」と語った。

「おくりびと」や「ディア・ドクター」などの映画で中国の観衆にもよく知られている女優・余貴美子さんも開幕式に出席した。今回は俳優の高倉健さんと共演した映画「あなたへ」が映画祭に出品されている。余さんは「映画は言葉の違いによる国境の壁を超えることができ、両国間の観衆の距離を縮めさせる」と語った。また、主演俳優がこの場にいないことについて、「主演の高倉健さんは用事があり会場に来ることができず、本人も非常に残念がっていました。しかし、この映画が上海国際映画祭で上映されることを知って、非常に光栄で嬉しく思っていると語っていました」と代弁した。

このほか、「遺体 明日への十日間」の君塚良一監督や「映画 ひみつのアッコちゃん」の川村泰祐監督、「今日、恋をはじめます」の古澤健監督、「カラカラ」のクロード・ガニオン監督、主演の工藤夕貴、「リトル・マエストラ」の雑賀俊郎監督が開幕式に出席した。

日本映画週間は16日から23日まで開催され、「東京家族」、「あなたへ」、「遺体 明日への十日間」、「天地明察」、「テルマエ・ロマエ」、「カラカラ」、「桐島、部活やめるってよ」、「映画 ひみつのアッコちゃん」、「ヒミズ」、「今日、恋をはじめます」、「おおかみこどもの雨と雪」、「リトル・マエストラ」の映画12本が上映される。

 

「人民網日本語版」より 2013年6月18日

 

 

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