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現代山水画の傑作が全国から集結

 

文=李京艶 写真=王衆一

中央美術学院、中国国家画院、中国国家博物館、中国美術館、李可染画院の共催による「可貴者膽・李可染画院第1回院展」が8月7日、中国美術館で開幕した。

来賓たちによるテープカット

李可染氏は中国山水画の大家だ。1950年代初頭、彼は「可貴者膽、所要者魂」(芸術の創作において、開拓と革新に挑む勇気を貴び、作品に魂を注ぐことが必要だ)という信念と共に山水画の新境地を求め始めた。そして「苦学派」精神と「孤独の道」を唱道し、「芸術家は苦労なくして大成なし」という考えを基に独特な視点で山水画の美学に新たな解釈を加え、持ち前の鮮明な風格で中国芸術の新たなスタイルを確立した。彼の作品は20世紀の中国画の代表作品となっている。

開幕式であいさつを行う鄒佩珠院長 来賓によるあいさつ

展示作品は、約60点に及ぶ李可染氏の代表作品、李可染画院の理事や研究員による優秀作品そして全国からの100人を超える山水画家による作品という3つの部分で構成されており、現代山水画における新たな探求とその成果の展示に重点を置いている。李可染氏の妻で、著名な美術教育家、彫刻家でもある李可染画院の鄒佩珠院長は開幕式のあいさつで、「李可染画院は研究所と画院を一体化させた斬新な画院を目指している」と語った。

出展作品を鑑賞する鄒佩珠院長 李可染氏の作品を鑑賞している来場者

開幕式の情景

今回の展覧会では、100人以上の画家による約200点の作品が出品され、中国美術館側は展示スペースとして6カ所の展示ホールを提供している。展覧会は8月19日まで開催される。

『倚石図』 『白描仕女図』1943年 47.5cm☓42cm 『採菊東籬下』1947年 69.5cm☓35cm

『寒山拾得両頭陀』1947年 98cm☓33cm 『懐素書蕉図』1986年 121.5cm☓68cm 『夏季牧牛図』1980年 69cm☓46cm

李可染氏の作品

李可染画院の執行院長である李庚氏 中国美術館

 

人民中国インターネット版 2013年8月12日

 

 

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