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程大使と福田元首相 中日関係の意見を交換

(XHDW)(2)中国驻日大使看望日本前首相福田康夫

東京の福田康夫事務所で8月13日、中国の程永華駐日大使(右)と福田康夫元首相が、1978年の鄧小平氏と福田赳夫氏の友好交流の写真を鑑賞した。福田赳夫氏は福田康夫氏の父で、1976年に首相に就任した。中日友好条約締結35周年を迎え、程大使は東京で福田元首相と会談し、中日友好事業に貢献した日本の友人に敬意を表した。新華社が伝えた。

程大使は13日に東京で福田元首相と会談し、両国の前代の政治家が35年前に中日平和友好条約を締結した歴史を振り返り、現在の中日関係について意見を交換した。

程大使は、「毛沢東氏、周恩来氏、鄧小平氏、田中角栄氏、大平正芳氏、福田赳夫氏、園田直氏など、前代の政治家の共同の努力により、中日両国は1972年に国交正常化を実現し、1978年に平和友好条約を締結し、両国関係の発展の堅固な基礎を築いた。中日両国の平和的な交流、友好的な提携が双方の利益に合致することは、実践により証明されている。前代の政治家の貢献を忘れてはならず、彼らが残した知恵を受け継がなければならない」と指摘した。

程大使は、「福田康夫首相は2008年、胡錦涛国家主席と中日の4番目となる政治文書に調印し、両国は互いにパートナーであり、互いに脅威となることはなく、互いに相手国の平和的発展を支持するとした。この精神は、両国が現在の問題を適切に解決し、戦略的互恵関係を改善・発展させる上で、重要な意義を持つ。私は福田氏の親子二代に渡る、中日関係への貢献を評価したい」と語った。

福田元首相は、「父は35年前に、中国側との平和友好条約の調印を決めた際に、国内の右翼政治家の強い反発を受けた。父は反対派の議員の一人ひとりに電話をかけ、説得に尽くした。父は中日両国の平和的な交流は、両国およびアジアの安定と繁栄にとって重要な意義を持つと考えていたからだ。事実により、父の考えが正しかったことが証明されている。当時は非常に困難な状況の中で平和友好条約が締結されたが、両国の政治家の勇気・知恵・大局観を、後の世代も学習するべきだ。2008年に締結された4番目の政治文書は、日中両国間ですでにあった3種類の文書が示した精神の延長・発展であり、その内容はそのまま受け継がれている。これを今後も貫徹し、発展させ、その方向からずれるべきではない」と話した。

程大使は中日関係の現状について、「このほど発表された世論調査の結果によると、中日両国の国民の、相手国に対して好感を持たないと回答した比率がいずれも90%を上回った。同時に、相手国は重要であり、関係改善の必要があると回答した比率も、70%を上回った。これは両国の国民感情が著しく悪化しているが、両国の関係を十分に重視していることを意味する。双方は両国の関係に存在する消極的な傾向を即座にコントロールし、困難を克服し、問題を解決し、両国関係を改善するため共に努力しなければならない」と述べた。

福田元首相は、「日中両国は異なる国情を持ち、誤解と不一致が生じやすい。積極的かつ友好的な国民感情を養い、狭隘なナショナリズムの蔓延防止に努める必要がある。積極的に対話を実施し、信頼を強化し、関連問題の適切な解決を促し、両国関係を改善するべきだ」と指摘した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年8月14日

 

 

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