写真・文=王丹丹
張守智、呂暁庄の60年陶器設計作品展が北京懋竜文化産業創意園で開催された。張守智と妻の呂暁庄が60年間創作してきた100件以上の中国現代日用陶器が展示され、精密かつ独特なデザインを誇る傑作たちは、大勢の陶器専門家と愛好家を引き付けている。
今年81歳の張守智氏は清華大学美術学院の教授で、中国の日用陶器の教育、研究及びデザインを務めている。張氏によると、美味しい食べ物と美しい食器こそが中国食文化の伝統であるが、現在の国内企業は創意工夫に欠けているため、レストランではあちこちで西洋式の白い陶器が見られるようになり、家庭用陶器もハイエンド設計と呼ぶには程遠い。ヨーロッパや日本と比べると、中国日用陶器の発展は遅く、国際日用陶器市場で中国ブランドを見かけることはほとんどない。
張氏は、中国は「中国ブランド」、そして「世界ブランド」を作り出し、陶器生産大国から陶器創作大国となるべきだと提案している。
展覧会は11月中旬まで無料開放。
人民中国インターネット版 2013年9月2日
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