中国国務院の李克強総理は10日、大連で2013年夏季ダボスフォーラムに参加する企業家代表と会った際、中国政府がエコ発展の道を断固として歩んでいく意思を表した。
李総理はこの中で「中国の30年間の改革と発展は先進国が数百年歩んできた道を歩んだ。したがって環境など多くの問題は短期間内に集中的に表れてきた。これは特殊な現象だ」と述べた上で、「中国は環境を汚染してから対策を講じる道を歩みたくもないし歩んでもいけない」として、「中国の基本的な国情は人口が多いことだ。環境の負荷能力も弱く、平均耕地面積や平均水資源占有量はいずれも世界の平均レベルを下回っている。われわれには沢山資金投入し、沢山排出し、ないしひどい汚染をする道を歩む力がない」と述べた。
李総理は「中国政府はエコ発展の道を断固として歩むと共に、厳しい方法で既存の汚染に対応しなければならない。人体に直接影響を与える大気、水、土壌の整理に力を入れて、立ち遅れた生産能力を淘汰していく」と述べた。
さらに、李総理は「われわれは省エネや環境産業、サービス業を大いに発展させていく。省エネ環境産業は中国では大きな市場で、環境の改善につながるし、また各国の企業家に中国で事業を展開するビジネスチャンスをも提供できる」と述べた。
中国国際放送局日本語部より 2013年9月11日
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