武陵山片区は中国に14ある「集中連片特殊困難地区」の1つ。習近平総書記は3日、武陵山区中心地に位置する湘西トゥチャ族ミャオ族自治州を視察し、貧困者支援事業と特色産業発展の状況を把握した。新華社が微博(ウェイボー・ミニブログ)で伝えた。
武陵山連片特殊困難地区は重慶市、湖南省、貴州省の4省・市にまたがり、3600万人余りの人口を擁する。少数民族が多く居住し、貧困層が広く分布する。85万人の貧困層がいる湘西トゥチャ族ミャオ族自治州は典型的な古い解放区、少数民族地区、辺境地区、山間地区、貧困地区で、いくらかゆとりのある社会の全面的完成度は昨年は70.8%に過ぎず、全国と歩調を合わせていくのは困難だ。
習総書記は「貧困支援は実事求是で、現地の状況に合わせて適切な方法をとる必要がある。確実な貧困者支援のためには、スローガンを叫ぶのではあってならないし、高すぎる目標も設定してはならない。3つの事をしっかりと行う必要がある。第1に、生産発展は実事求是でなければならない。第2に、基本的な公共保障がなければならない。第3に次の世代に教育を受けさせなければならない。各級の党委員会と政府は策を講じて、現実の問題を1つ1解決し、模倣可能なノウハウを模索しなければならない」と述べた。
「人民網日本語版」2013年11月4日
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