5年間の発展を振り返る西園寺一晃・工学院大孔子学院学院長
工学院大学孔子学院(東京都新宿区)は11月4日、創立5周年記念式典を開催し、日中各界関係者およそ100人が出席した。人民ネットが伝えた。
工学院大学学長、工学院大学孔子学院理事長の水野明哲(みずの・あきさと)氏が主催者を代表し、「工学院大孔子学院は工学院大と北京航空航天(宇宙)大の長年の交流を基に誕生した。中国語教育、文化講座開講、各種文化イベント開催、友好交流事業の展開、中国およびアジア地区研究の5つの業務を柱としている」と祝辞を述べた。
工学院大孔子学院の西園寺一晃(さいおんじ・かずてる)学院長は、「5年間、本学院で中国語を学ぶ学生数は大幅に増加した。初年度は3クラス20人にすぎなかったが、翌年は10クラス60人、3年目は20クラス150人、昨年は32クラスに250人が在籍した」と孔子学院の発展を振り返った。
西園寺学院長はさらに、「今年の目標は300人だが、現状の両国関係により昨年から若干減った。しかし長期的には中国語を学ぶ学生が増えるのは確実で、300人を超えるのは早い。工学院大孔子学院は中国の歴史、文化、社会などを紹介することを通じ、日中間の交流と相互理解を促したい」と期待を寄せた。
中国・孔子学院総部の胡志平・副総幹事、北京航空航天大学の陶智・副校長、在日本中国大使館の楊光・一等書記官、東京都日中友好協会の宇都宮徳一郎会長ら貴賓も祝辞を述べた。
式典では、工学院大孔子学院の発展に貢献した個人や団体に、西園寺学院長から賞状が贈られた。また北京航空航天大を代表して陶智・副校長が工学院大孔子学院へ中国画を寄贈した。式典終了後、出席者らは北京航空航天大歌舞団の心のこもった演技を共に鑑賞した。
工学院大学孔子学院は北京航空航天大学と工学院大学が提携、2008年5月に設立された。同年10月に開学記念講演会が催され、理工系大学に設けられた日本初の孔子学院となった。
「人民ネット日本語版」より 2013年11月5日
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