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オックスフォード英語辞典に中国語由来のワード120個以上

 

世界最大の英語辞典「オックスフォード英語辞典」を出版しているオックスフォード大学出版局の「英中辞典」、「中英辞典」の著者Julie Kleeman氏はこのほど取材に対して、中国の発展・変化を反映する中国語の新語に高い関心を示していると語った。ただ、これらの新語が英国人に使われるようになるには時間が必要という。人民日報海外版が報じた。

Kleeman氏は、「最近、中国の人気ワードが英語圏のメディアの報道にも出てくることに注目している。私たちが注目している言葉は、中国国外でも継続して広く使われている言葉」と指摘。うち、代表的なのは自慢好きの金持ちを意味する「土豪(Tuhao)」だ。英国放送協会(BBC)は10月末、「土豪」の語源や意味、流行している原因などを紹介する動画を制作し公式サイトにアップした。また、今年4-6月、金相場が下落し、中国国内の中年の女性が競うように金を買い占めたため、米ウォール・ストリート・ジャーナルが中国語で「おばさん」を指す「dama(大媽)」という言葉を使い、「世界の金市場に影響を与える新鋭軍」と同現象を報道したことも、英国では注目されているという。

Kleeman氏は、「動向を継続して観察し、この2つの単語をオックスフォードのオンライン辞書に盛り込むかを決める」としている。

メディアを通して得られる情報だけではなく、Kleeman氏らは中国最高峰の北京大学とも提携し、中国国内で使われている中国語の単度の変化を把握している。現在の時点で、「Fengshui(風水)」、「Dimsum(点心、軽食の意)」、「Kowtow(叩頭)」、「Hutong(胡同、路地の意)」、「Hukou(戸籍)」、「Guanxi(関係)」、「Gojiberry(枸杞)」、「Wuxia(武侠)」など、中国と関係のある単語約120個が同局が出版している辞典の中に収められている。

Kleeman氏は、「インターネットの発展が異なる言語と言語の間の橋渡しをしてくれている。西洋諸国がさらに多くの中国文化の側面を知ることができるようになった」との見方を示した。

 

「人民網日本語版」より 2013年11月22日

 

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