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盛り上がる中国映画界で伸び悩む中国文芸作品

 

政府のサポートとファン獲得の時間が必要

業界関係者は、「文芸作品の興業収入を伸ばすためには、長期的に見てファンの獲得に努めなければならない。また、短期的には、集客するための商業要素を取り入れなければならない」との見方を示している。

長期的に見て、文芸作品の発展のためには政府や大手企業のサポートも必要だ。例えば、上映のための空間を確保するための補助金を出して、ファンを少しずつ獲得していくなどだ。今年5月、「中国・フランスソフトパワーフォーラム」に参加した王小帥(ワン・シャオシュアイ)監督は、「フランスでは、5000スクリーンのうち、2000スクリーンで芸術映画を放映しなければならないことになっている。芸術映画を専門に上映する映画館に対して、政府が補助金を出している。これは中国も学ぶ価値のある方法」と語った。

文芸作品は現在、記録的な興業収入を望めるには至っていないが、それでも北京や上海などでは、文芸作品を専門に上映する映画館が登場している。また、豊富な資金力とマーケティング力を誇る大手制作会社も文芸作品に資金を投じるようになっており、まずまずの成果を得ている。業界関係者は、「文芸映画ファンを十分に獲得するためには、長期的な視野が必要」との見方を示している。

 

「人民網日本語版」より 2013年11月27日

 

 

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