中国の大手婚活サイト「世紀佳縁」は7日、「2013-14年中国男女結婚観調査報告」を発表。回答者の7割が、夫婦のどちらかが一人っ子である場合、子供を2人産むことができる政策『単独二孩』が実施されれば、「子供を2人産みたい」と答えるなど、現在、中国では子供がほしいと考えている人が増加していることが分かった。中国新聞網が報じた。
オンライン上で行われた同調査には、計7万2660人が回答し、うち男性3万5047人、女性3万7613人だった。
同調査で、「何歳で結婚すれば晩婚になるか?」という質問に対して、男性は31歳、女性は30歳との見方を示した。中国の「婚姻法」に「晩婚」の年齢は規定されていないが、現行の計画出産政策は晩婚を勧めており、男性満25歳以上、女性は満23歳以上で結婚すると「晩婚」とされている。つまり、一般の人の見方と大きな差があるということだ。特に、「高齢」、「高收入」、「高学歴」のグループほど、結婚に焦っていなかった。
同報告によると、一部の80年代生まれの若者が現在、結婚できないことを嘆いている一方で、ほかの一部の80年代生まれの若者は、離婚するカップルの「主力」となっている。
同報告の分析によると、現在、80年代生まれの人が少しずつ30代になり、結婚適齢期となっているが、同年代の人の結婚に対する見方はその親の世代とは大きく異なる。同年代の人は、自立心が強く、個性も強い。そのため、離婚する同年代の人の一部の原因も独特だ。例えば、「配偶者が家事ができない」、「夫がオンラインゲームに夢中で、信頼できない」、「スピード結婚だったので、お互いを理解していなかった。問題を手際よく解決するためにスピード離婚した」などだ。
同調査では、子供を意識的に生まない夫婦「ディンクス」が減少していることも明らかになっている。報告によると、ディンクスに「なりたい」との回答はわずか2%にとどまった。11年の11%に比べると、顕著に減少している。
また、回答者の6割が「単独二孩」政策の実施に「賛成」と回答した。一人っ子と非一人っ子の間に、支持率の差はほとんどなかった。そして、年齢や收入が高い人ほど、「単独二孩」政策を支持していた。
同報告によると、約7割が「単独二孩」が実施されれば「子供を2人産みたい」と答えた。うち、江西省の男性と福建省の女性が最も2人目を望んでいた。
多くの若者が2人以上の子供を産みたいと願うようになっていることに関して、同報告は、「多くの70年代、80年代生まれの人は一人っ子で、成長する過程で、さびしさを感じていた。彼らは自分の子供がさびしさを感じることを望んでおらず、また子供が2人いれば、遊び相手ができると考えている。また、夫婦でその両親4人を世話するのは大変であることを既に感じている夫婦もいる。そのため、自分の子供も同じように大きな負担を抱えることを望まず、子供を2人産みたいと考えている」と分析している。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年1月9日
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