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オンライン決済の利用明細が公開、消費者層別の支出の特徴を分析

中国最大のオンライン決済サービス「支付宝(アリペイ)」はこのほど、2013年度の中国オンライン決済についてまとめた報告書を発表した。北京市の利用者の決済金額は前年比84%増となり、全国の9.3%を占め3位になった。新京報が伝えた。

 あるネットユーザーは13日、このほど公開された支付宝の2013年度の利用明細を確認し、「何も言うまい、毎年衝動買いして後悔している」と語った。支付宝は昨日、2013年度の利用明細を、モバイル決済サービス「支付宝銭包」で初公開した。利用者は2013年度の支出と収益をチェックできる。支出にはショッピング、料金支払い、振替が含まれる。統計データによると、北京市の支付宝利用者の2013年のオンライン支出額は84%増となり、全国の9.3%を占め3位になった。1人あたりの平均ネット通販消費額は1万8654元に達した。

◆みずがめ座の男性、さそり座の女性に無駄遣いの傾向

 お金に対して節約の観念がなく、浪費癖があるみずがめ座の男性が昨年、十二星座のうち最も「散財」を好む男性になり、その平均支出額は1万8558元に達した。2位はしし座の男性、3位はさそり座の男性となった。

 女性の場合、最も自制ができず強い欲望を持つのはさそり座の女性で、2013年の平均支出額は1万6713元に達した。2位はしし座の女性、3位はやぎ座の女性となった。

 すべての星座のうち、2013年に最も節約好きで家計のやりくりに長けていたのはおとめ座の男性と女性で、昨年のオンライン平均支出は男性が7577元、女性が7635元となった。これは最も散財好きなみずがめ座の男性とさそり座の女性の半分にも満たない金額だ。

◆最も無駄遣いを好む大学、北京電影学院に

 支付宝は昨日、公式微博(ウェイボー)を通じ、2013年中国大学オンライン購買力ランキングを発表した。同ランキングを見ると、男子学生の購買力のトップ3は、北京電影学院、寧波諾丁漢大学、中央美術学院の順で、女子学生の購買力のトップ3は、北京電影学院、北京師範大学-香港浸会大学聨合国際学院、寧波諾丁漢大学となった。北京電影大学は男子・女子共にトップとなり、同校は中国で最も高いオンライン購買力を持つ大学になった。

◆広東省、最もリッチな地域に

 支付宝は3年連続で同明細を発表しているが、「土豪(金遣いが荒く品のない金持ち)」の第一陣営には常に五人の「常連」(広東省、浙江省、上海市、北京市、江蘇省)が顔を連ねている。

 浙江省の利用者のオンライン支出額は2012年に全国の14.85%を占め、広東省の14.06%をわずかに上回り、オンライン支出額が最多の地域となった。

 しかし広東省は2013年に浙江省を抜き返し、オンライン支出で最もリッチな地域という称号を取り戻した。浙江省は12.17%で2位に甘んじ、以下、北京市、上海市、江蘇省が続いた。

◆義烏市、最も金回りの良い県(市)に

 支付宝の1人あたり平均支出は2013年に1万元の大台を突破したばかりだが、これが4万元を超える熱狂的な県(市)が現れた。それは義烏市だ。

 義烏市の他に、この金額が2万元、3万元を突破した県(市)は多い。支付宝の同明細は、初めてオンライン消費100県(市)番付を発表し、浙江省義烏市、江蘇省昆山市、江蘇省常熟市、浙江省楽清市、福建省晋江市などがランクインした。

 統計データによると、100県(市)番付は主に江蘇省・浙江省・福建省に分布しており、浙江省が36で最多に、江蘇省が27で2位になった。

◆余額宝の利用者の平均年齢は28歳

 同明細には支出の他に、新たに収益の部分が含まれた。これは衝動買いを後悔する人にとって、嬉しい変化だ。

 天弘基金と支付宝が提供したデータによると、2013年12月31日までに「余額宝」(アリババのファンド投資サービス)の利用者数が4303万人に達し、1人あたりの平均保有額が4307元となった。2013年には、利用者に17億9000万元の収益を配当した。

 若年層の利用者数の増加率が最も高いため、余額宝は若者向け資産管理サービスと呼ばれている。統計データによると、同サービスの利用者の平均年齢は28歳で、そのうち23歳の利用者数が205万人と最多だった。

 

 「人民網日本語版」2014年1月14日

 

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