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張芸謀監督の新作「帰来」がカンヌ国際映画祭に出品へ

 

中国の巨匠・張芸謀(チャン・イーモウ)監督と女優・鞏俐(コン・リー)がタッグを組んだ新作映画「帰来」が、ドイツのベルリンで開催されているベルリン国際映画祭で話題となっている。現在、多くの国で5月27日に中国で封切られる予定の同作品の著作権購入が始まっているのだ。珠海特区報が報じた。

フランスの映画配給会社「ワイルド・バンチ」は9日、「『帰来』の海外での配給権を得る計画だ。同作品は、今年5月14日からフランスで開催されるカンヌ国際映画祭にも出品される可能性がある」と発表した。

同社のヴァンサン・マラヴァル総監は1月30日、香港でラフカット版の「帰来」を鑑賞した後、「本当にすばらしい。張監督と鞏俐がタッグを組んだ同作品は、美しいラブストーリーを描いている。2人は息がぴったりで、簡単な内容に見えるが、それを表現するのは難しい。これが張監督と鞏俐による最高レベルのアート」と大絶賛。「海外での配給権を手に入れる」と語っていた。

現在も「帰来」の制作は着々と進んでおり、予定通り5月27日に中国で封切りされると見られている。しかし、それに先立ちカンヌ国際映画祭でお披露目となる可能性がでてきた。

関係者によると、「帰来」は同映画祭のコンペティション部門に出品されることがほぼ決定しているという。

昨年の同映画祭のコンペティション部門で最高賞のパルム・ドールを獲得した「アデル、ブルーは熱い色」(アブデラティフ・ケシシュ監督)の配給会社であるワイルド・バンチは毎年、制作・配給している映画1-2作品を同部門に送り込んでおり、3年連続で賞を受賞している。中には、「帰来」の同映画祭における展望を既に予想し始めた欧州メディアも出ている。(編集KN)

 

 「人民網日本語版」より 2014年2月12日

 

 

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