中国最大の映画祭・第23回中国金鶏百花映画祭が9月、甘粛省蘭州市で開催されることが18日、明らかになった。新華網が報じた。
中国映画家協会分党組の書記を務める、同協会の康健民・副主席によると、近年、同映画祭開催地に、中国の中・東部の多くの地域が立候補し、実際に開催されてきた。今年は立候補地の中から、西部地区の中でも代表的な都市である蘭州市が選ばれた。同市は、ソフト・ハード面の設備が整っているだけでなく、映画業界の地域的代表性や影響力も大きい。
1970年代後期から、黄土高原、広大なゴビ砂漠、草原など、独特の風景が広がる甘粛省には、50以上の撮影グループが訪れ、「牧馬人」(1982年)、「マルコ・ポーロ シルクロードの冒険」(82年)、「敦煌」(89年)、「彭大将軍」(88年)、「大決戦」(91年)、「ドラゴン・イン(原題:新龍門客棧)」(92年)、「HERO(原題:英雄)」(2002年)、「美麗的大脚」(02年)、「イノセントワールド(原題:天下無賊)」(04年)、「THE MYTH(神話)」(05年)、「花木蘭」(2009年)、「女と銃と荒野の麺屋(原題:三槍拍案驚奇)」(09年)など、有名な映画を製作してきた。また、敦煌古城や嘉峪雄関、黄河石林、青城古鎮などの景観は、中国国内の映画市場では必要不可欠となっている。
今年の同映画祭の組織委員会のほか、執行委員会事務所や宣伝計画部、芸術活動部など11業務部門が既に立ち上げられ、各業務が秩序立って展開されている。 (編集KN)
「人民網日本語版」より 2014年3月19日
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